甘粕建築設計事務所
逗子整形外科内科医院










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逗子整形外科内科医院
所在地:神奈川県逗子市
敷地面積:696.01
建築面積:275.22㎡
延床面積:484.55㎡
構造形式:鉄骨造
規模:地上2階建
用途:診療所/整形外科・内科
種別:新築
設計監理期間:2022.04~2025.12
プロジェクトマネジメント:nenlin(簾藤 麻木)
設計・監理:nenlin(簾藤 麻木) + 甘粕建築設計事務所(甘粕 敦彦)
構造:一級建築士事務所Eureka(永井 拓生、Waikong Lam )
設備:株式会社イーエル・ワークショップ
外構:クロマツプロジェクト
照明:FIG LIGHTING DESIGN
施工:株式会社キクシマ
撮影:関拓弥 ※甘粕建築設計事務所
「風景と人のリハビリテーション」をテーマとして、通院を地域や自然との貴重な接点と捉え計画したクリニック。 語源である「Re(再び)+Habilis(ふさわしい状態へ)」にならい、身体機能の回復だけでなく、風景・人が本来持っていた状態を取り戻すことを建築の役割と捉えた。
高齢化が進む逗子市は、地域のクリニックが日常医療の重要な基盤となっている。本医院も整形外科と内科を併設し、60年にわたり地域医療を支えてきた。一方、既存建物は増改築により老朽化と動線の煩雑化が進み、急勾配の入口は患者にとって負担の大きい動線だった。 また敷地内には豊かな庭や、砂防林として地域特有の原風景を形成していたクロマツがあったが、建物や塀によって閉ざされていた。使われ方の調査から、通院が高齢者の貴重な外出機会であり、待合の会話がコミュニティを支える実態も見えた。
本計画は「歩く」「待つ」といった通院体験を、緑陰や自然光の中で身体と心を整えられる場を目指した。湘南の原風景であるクロマツを基点に既存庭と連続する緑陰のアプローチ、自然光や自然素材に包まれる診療環境、人々のコミュニケーションが誘発される居場所を作ることで、生きる力を育めるような地域医療の場を目指した。
1風景のリハビリテーション/街角の既存クロマツから庭園まで植栽帯で繋ぎ、街並みを形成
2人のリハビリテーション/自然を感じる空間、会話を誘発する待合スペース、行動を支えるオリジナル造作
3大地のリハビリテーション/敷地内の浸水対策、屋根から地中までを繋いだ雨水循環システム